今回も敢えて海外駐在における日本人スタッフの教育の仕方について紹介します。なぜかというと、若手社員が管理者として赴任してくるから。日本だと作業員でよいけども、若くして管理者の仕事をしないといけないから。
海外駐在で責任ある立場にある方々、いかに日本人スタッフを教育するかが仕事の効率を上げるうえでポイントになりますよね。楽しい上海生活過ごすうえでキーになりますね。(日本人やからわかってくれるやろ)は妄想w
まずはおさらい
海外駐在日本人として、管理職としての役割とは…
- 自分で作業せず、スタッフに作業させる
- スタッフが作業しやすいように明確に仕組みを作る
- 空いた時間で管理職としてやるべき仕事をする
ポイントは、その仕組みが、スタッフが自分で判断をしないでいいようシンプルになっているか。
今回はこんな問題が起きた。。。
営業スタッフからこんな相談が、
「うちの設備に入らないサイズの処理品がきたので、先方に対応できないと断りを入れたが、以前処理したことがあるので、かならずうちで対応してほしいと。。。」
え?どういうこと?
かなり前に弊社の処理サイズ【重量と寸法】を先方へ連絡済。それに基づいて対応すれば、先方もわざわざ弊社へ問合せしてこないはず。問い合わせしてきたとしても、説明すれば納得してくれるはず。
それで、日本人スタッフにどういう事かきくと
『以前処理はしましたけど、重量ギリギリで、設備がこわれたんですよ』
「え、どうにかしてできないの?」
『設備が壊れてもいいならできますよ』
「。。。」
いやいや、そういう事じゃないでしょ。
連絡もらってないよ。そんな話初めて聞いたよ。。。
どう対策しようか?
ここで、日本人スタッフに対して、
「何言ってんの、お前が連絡くれないから、お客さんにも展開できてないんやろ?」
当時処理したときに、「処理はできましたけど、今回はギリギリで。しかも設備は壊れました。。。次回はきびしいので、お客さんに展開お願いできますでしょうか。」くらい言ってくれたらこんなことにはならんかったやん!
前できたのに今回いきなりできませんって。。。お客さんも困るやん。うちでできると思ってたはずやから。納期も決まってるし。どうお客さんに説明するの。できません、でお客さん納得するわけないやん!
っとガーーーっっっと怒るのもいいけど、最近の子は怒ると思考停止に陥って、考えることをやめるので。ほんとの意味での解決には至らないので、ぐっと我慢w
解決のための思考に導くべく、質問をしていきます。
「普通なら、今の規定書を基にお客さんに断りを入れてそれで解決するけど、今回は解決してないよね。お客さん納得してないよね?この違いは何?」
『今回に限っては、以前処理したことがあるからです。。。』
「そうそう。じゃあ、お客さんを納得させるためにはどうしたらいい?設備が壊れてもいいならやりますよなんて言える?」
『なんで今回処理できない理由を説明する必要があります』
「そうそう。その説明はほんとはいつするべきやった?」
『発生したときです。前回処理したときです。』
「今回お客さんに説明するために、納得してもらわないといけないから、そのための説明資料と今後の対策として規格書の変更をすぐに作成してくれる?」
『わかりました』
むっちゃ素直w
まとめ
サラリーマンからしたら、製造にかかわる人からしたら、当たり前の事かもしれないけども
- 変化点、異常が発生したらその場で展開
- その内容を規格書に落とし込み変更、展開
内容は理解してるのにそれができないんだよね。。。僕も含めて。。。
ほんとの意味でも対策は
- すぐ答え言わない。簡単に怒らない。
- 失敗を繰り返す、繰り返させる。たくさん経験する、経験させる。
- 思考を簡単に止めず、思考回数を増やす
これにつきるかなw
失敗してつらい思いもするけど、特に海外は思いもよらないこと多いから。でもそれでも前向きに、問題、苦境に逃げずに立ち向かえば、結果的には、問題が解決され効率的な仕事ができて、楽しい上海生活送れるはず。
自分に言い聞かせるようなブログになっちゃった。僕も頑張るw
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